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給与計算業務
-人事の仕事(人事労務)-


給与計算業務は、昇格給に伴う月例給の変更や、短時間勤務に対する給与控除、また家賃補助手当などといった、社員の生活に直結する業務であり人事部門の信頼にも関わる重要な業務です。
会社が給与や賞与を社員に支払う際、その支払額から所得税を天引きし、税務署に納付することを「源泉徴収」といいます。源泉徴収の対象には、給与、賞与、退職金、各種保険料などがあります。

■所得税の源泉徴収 給与の場合の源泉徴収額は、課税対象額(総支給額-通勤手当-社会保険料-雇用保険料)を社員の扶養家族の人数に応じて「源泉徴収税額表」に当てはめて計算します。

■賞与にかかる源泉徴収
「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」に当てはめて計算します。
(1) 月の社会保険料控除後の給与等の金額を求める。
(2) 扶養親族等の数などに応じ①の金額を「算出率の表」に、当てはめ適用税率を求める。
(3) 支給する賞与の金額に②の税率をかける。

■退職金にかかる源泉徴収
「退職所得の受給に関する申告書」を対象者が提出しているかで異なってきます。
→提出している…退職所得額に所得税率をかけ税額を算出する。
→提出していない…退職金×20%

・退職所得額
(収入金額一退職所得控除額) ×1/2

・退職所得控除額
-勤続20年以下の場合:40万円×勤続年数
-勤続20年超の場合:800万円+70万円×(勤続年数-20年)



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