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厚生年金保険
-人事の仕事(人事労務)-


厚生年金保険は、企業等で働く人を被保険者として保険料を徴収し、老齢、障害または死亡について保険給付を行う制度を言います。社員が入社した時、退職した時などで手続等が必要となるため、人事労務担当者は、その内容を理解しておく必要があります。

被保険者
企業に雇用される70歳未満の者は、本人の意思や国籍を問わず被保険者の資格を取得し、次のような被保険者に関する種別が定められています。
(1) 第1種被保険者:男子被保険者で(3)(4)(5)以外の者
(2) 第2種被保険者:女子被保険者で(3)(4)(5)以外の者
(3) 第3種被保険者:坑内作業に従事する被保険者または船舶に使用される被保険者であって(4)(5)以外の者
(4) 4種被保険者:被保険者資格を喪失した後の任意継続被保険者
(5) 船員任意継続被保険者:船員であった者の任意継続被保険者

一般の企業であれば、(1)(2)に該当します。

資格について
雇用された日から、その企業での被保険者としての資格を取得します。
資格の喪失については、退職した翌日から資格を喪失します。

年金手帳
年金の受給資格や、年金額を計算する基礎となる被保険者の記録は、社会保険庁で管理されています。被保険者としての証明として年金手帳が被保険者に交付され、企業において手続きをする際にも必要になるため、入社した社員に対しても必要項目の一つとして覚えておきましょう。



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