世の中には様々な規模の組織人事コンサルティングファームが存在しますが、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCといった総合系コンサルティングファームも、組織人事系プロジェクトを専門に扱うユニットを持っています。

今回は、そういった総合系コンサルティングファーム内の組織人事系ユニットのコンサルとして働く魅力についてご案内します。

目次

1. プロジェクトのスコープの大きさ
2. 最先端のソリューションに携わることが出来る
3. ITまで含めた包括的な改革支援が可能
4. 携われるプロジェクトの豊富さ、多彩さ
5. おわりに

複数のサービスライン (経営・財務・会計等) を提供しているファームであれば、全社的な経営体制刷新プロジェクトに、人事分野担当として参加出来るチャンスがあります。たとえば、大手企業の新規人事戦略立案・制度再構築支援プロジェクトなどでは、クライアントが抱える複雑な課題に対し、経営戦略を加味した解決策を提示し、その実現まで含めた統合的な支援を行っていくことになります。こういった大規模プロジェクトは、人数の少ないファームでは取り扱うことが難しく、多数のコンサルを擁する総合系コンサルティングファームならではのものと言えます。もちろん、その中にはクロスボーダー案件も多く含まれています。

人事領域のみに留まることなく、より上流の経営戦略を意識したスコープの大きな改革やグローバル案件に携わることが出来る点は、総合系コンサルティングファームで働くことの一つの魅力と言えるでしょう。

人事に関する最先端の理論に基づいた組織改革プロジェクトなどは、社内リソースの豊富な総合系コンサルティングファームに依頼が集中します。たとえば、グローバル化の進んだ企業におけるダイバーシティマネジメント（多様性が企業に好ましい影響を与えるという理念に基づく、従業員の人種・国籍・文化等の違いを許容しつつ効果的に管理していくマネジメント手法のこと。）導入プロジェクトなどは、グローバル人材が揃い、社内リソースの豊富な総合系コンサルティングファームでなければ取り扱えません。

こういった高難易度ながらエキサイティングな案件に携わるチャンスが多いことも、総合系コンサルティングファームの魅力と言えます。

現代のビジネス環境において、IT無しで実現可能な改革は大きく限られてしまいます。人事領域についても、タレントマネジメントシステムのような人事ITシステムの企画・導入が出来るか否かで、改革の実効性は大きく変わってきます。
この点、ITに関するリソースの豊富な総合系コンサルティングファームの強みを活かしやすいポイントと言えます。豊富なリソースを用い、社内のITコンサル等と協働することで、実効性の高い改革に携わっていくことが出来る点も、大きな魅力です。

事業会社の人事業務はルーティンワーク的なものも多く、自己成長の実感を見失ってしまいがちです。これに対し、コンサルティングファームであれば、様々な企業の様々な人事課題解決に携わることが出来るため、常に新鮮な気持ちで働くことが出来ます。

特に規模の大きな総合系コンサルティングファームであれば、クライアントの規模もプロジェクトの規模も大きいことが多く、刺激的な業務に携われる可能性が高いと言えるでしょう。

以上のように、総合系コンサルティングファームの組織人事系コンサルは、魅力に溢れるポジションとなっています。特に企業の人事部で制度設計などに携わった経験をお持ちの方にとっては、ご経験を活かして活躍しつつスキルをストレッチさせることの出来る、最良の環境と言うことが出来るでしょう。
（より詳しく知りたい方は、下記のインタビューも是非ご覧ください。）