理系大学院時代、まわりの多くが研究者やメーカーの研究員等を目指すなかで、ご自身は「人・組織の変革を支援すること」をライフワークに定めたタグチさん（仮名）。
理系院卒の就職先としては大変珍しい部類に入る、某人材育成・組織開発系ファームに新卒入社されました。

そして、コンサルタントとしてさまざまな企業の人事担当者や役員・経営者方とお会いし御支援する経験を通じ、「人材育成・組織開発というアプローチのみにとどまらずに、経営課題解決に必要な御支援ができる力をつけていきたい・・！」と考えるように。

そこで弊社に御相談。
弊社キャリアコンサルタントとの二人三脚での転職活動を通じて、見事、某有名シンクタンクの組織人事コンサルティング部門からオファーを獲得されました！

大学では理系で研究室にいましたが、自分よりもずっと熱意をもって研究に打ち込む友人を見て「自分はこの分野では勝てない」と思いました。

そこで、「自分がライフワークとして興味を持ち続けられそうなことは何か？」をフラットに考えた結果、自分は人や組織に関わることなら熱中して打ち込めることに気づき、「人材育成・組織開発」の切り口から企業の課題解決に貢献できる現職を選択しました。

企業の人事や経営企画の担当者、時には担当役員や社長ご本人とお話をする中で、「人材育成・組織開発」以前の問題を抱えている状態の企業が多いことに気づきました。
気づいていながらもそこを支援することができない現状に歯がゆさを感じ、転職を決意しました。

人材を育成するにしても、ふさわしいポストや待遇、評価が得られなければ人は動かないというシンプルな原理をなんとかしたいという課題意識が強かったです。
また、旧来の日本型人事制度から役割等級制度への移行に悩む企業が多いとも感じていました。

この現状に対し、まずは汎用性の高いプロトタイプを自分の手で作りたいと思った面もあります。

当初は他社の転職エージェントを使っていましたが、思うような求人を紹介してもらえず、業界実績No.1のムービンさん（丸山さん）に相談しました。

やはり扱っている求人数や、面接に関する情報量がけた違いに多く、本当に相談してよかったなと感じています。

ありきたりかもしれませんが、やはりその領域における「熟練者」の方々と直接30分～1時間程度お話しできる機会はそうそうありません。
過去に読んだことのある書籍の著者が面接担当、ということも複数ありました。
面接という場ではありますが、こうした皆様の視座や考え方は今後の糧になると思われます。

率直に嬉しいという気持ちと、まだスタートラインに立ったばかりと身が引き締まる思いとの50：50でした。
転職先が決まったからこそ、結果を出さなければならないということをリアルに想像しました。

「事業成長と従業員満足の両方を実現できる仕組み創り」に貢献したいと考えています。
日本型人事制度が徐々に終焉に向かいつつある一方で、変革に舵を切れる企業はそう多くないのが現状だと認識しています。
各企業が抱える特有の問題に寄り添い、課題を明確にしながら変革に伴走できるコンサルタントでありたいと思っています。

転職活動と今の仕事を両立されるのは大変なことかと存じます。私も正直、睡眠時間を削りながら面接準備に取り組む日も多くありました。

ですが、人生におけるキャリア選択は非常に大きな決断の一つだと思います。
時には休みつつ、時には踏ん張りつつ、時には戦友ともいえるエージェント（丸山さん）の肩を借りながら（笑）、ご自身の目指す方向に愚直に邁進されることを心より祈っております。