私が新卒入社したのは30人ほどのシステム子会社で、主にグループ企業からシステム開発を受託していました。入社当初は開発業務を行いましたが、3年目から総務人事部に配属され、就業規則の制定、新入社員研修、労務管理など人事業務全般を行っていました。

転職を検討し始めたきっかけは、会社の方向性に違和感を覚えたことです。
当時の会社は社員が根付かないという大きな課題を抱えていました。中堅社員が育たないため、開発案件を受注すると既存社員の負担が増え、それが原因で退職してしまうためさらに人員不足になる、という悪循環に陥っていたのです。
私は、社員が根付かない理由は充分な教育を与えないまま現場に出してしまう点にあると考え、離職率低下の全社プロジェクト等を進言したのですが、コストを重視する社長が乗り気でないことから頓挫してしまい、どん詰まり感を感じました。
そのように社長と自分の目指す方向とのズレを感じたことから、転職を意識するようになりました。

とはいえ、実際に応募するまでは時間がかかりました。
それまで転職活動をした経験がなかったので、まずは自分なりに色々と調べ、結果として組織人事コンサルに興味を持ちました。
しかし、ネットでの情報収集だけでは業務イメージがしっかり掴めなかったので、人材紹介会社であれば詳しく教えて頂けると思い、大手の会社に登録しました。
ところが、キャリアコンサルタントの方とお会いし「組織人事コンサルの業務内容・各社の違いを知りたい」旨お願いしてみても、その方があまり詳しくなかったのか、イメージを深めることが出来ませんでした。

それで活動は一旦停滞してしまったのですが、丁度その頃、転職成功した友人に会い「人材紹介会社にも得意不得意があるから、コンサルへの転職支援に強いムービンに行ってみては」とアドバイスされました。
早速ムービンに伺い、キャリアコンサルタントの方に前回と同様「組織人事コンサルの業務内容・各社の違いを知りたい」と伝えたところ、ホワイトボードを使って大変丁寧に説明して下さいました。どんな質問に対しても明確な答えがスピーディに返って来て、知識の豊富さを感じ、この方であればお任せできそうだなと感じました。

そこから本格的に応募を開始しました。組織人事コンサルの中にも人材開発を得意とするファームと人事制度構築を得意とするファームの二種類があることを知り、それぞれ数社ずつ受験しました。
前職で社員教育に疑問を感じていたことから当初は人材開発系ファームに興味を持っていたのですが、「人を育てる上では、研修などの直接的な教育の充実よりも働きやすい環境作りという制度的なアプローチの方が適切なことも多い、両方とも受験してみては？」と言うアドバイスを頂き、人事制度系のファームも受験してみることにしました。

コンサルティングファームの面接は、雰囲気こそ和やかでしたが、質問は深く鋭く、答えに窮することも多かったです。面接官が納得するまで次の質問に進ませてくれないということも多々あり、序盤は苦戦しました。

そこでキャリアコンサルタントの方に面接対策を御願いしました。想定問答集に対する回答シナリオを作成し、それを基に模擬面接を2、3回行って頂きました。シミュレーションを通じて、文章としては綺麗なシナリオも口で喋ると不自然に聞こえることが多いと分かり、どんどんシナリオを修正していきました。

そういった作業を行いつつ面接を重ねて行ったところ、次第に通過確率が上がってきて、最終的に3社から内定を頂くことが出来ました。当初は人材開発系ファームを志望していましたが、活動の中で「人材開発も面白いが人事制度構築の方が自分の志向に合いそうだな」と考えるようになっていたので、最終的には人事制度構築のコンサルティングを得意とする総合系ファームを選びました。

正直、複数社の受験を薦められた時は少々面倒だなと思っていたのですが、面接を繰り返す中で自分の興味と志向性が明確化されていったので、結果的には良かったですね。ベストな企業への転職を決められたと思っています。

転職は人生における重要な契機になります。
自分だけで活動することも出来るでしょうけど、それでは視野が狭くなってしまいますし、希望に添わない会社に転職してしまうことにもなりかねません。後悔しないよう、信頼出来るキャリアコンサルタントの支援を受けながら進めて行くべきだと思います。

その点、ムービンのキャリアコンサルタントの方は大変丁寧に応対して下さいますし、面接対策も大変充実していました。
現在は前職を退職し入社を待っている状況ですが、準備のためのお薦め書籍まで教えて下さいました。本当に手厚く支援頂いており、感謝しています。

皆さんも転職を考えて居るようでしたら、一度ムービンを訪れてみてください。
きっと後悔はしないと思います。