組織人事コンサルタントへの転職を支援!転職エージェントのムービン職業紹介(許可番号:13-ユ-040418)
組織人事コンサルタント転職 トップ > 主要ファーム一覧 > Big4系コンサルティングファーム > EYストラテジー・アンド・コンサルティング(組織人事コンサルティング部門) > EYSC ピープル・アドバイザリー・サービス(PAS) シニアマネジャー桑原氏、マネージャー大川氏、中山氏 インタビュー
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
ピープル・アドバイザリー・サービス(EY PAS)
シニアマネジャー桑原氏、マネージャー大川氏、中山氏 インタビュー
桑原 由紀子(シニアマネジャー) Yukiko Kuwabara
プライベートでは一児の母。週末は子供と一緒に空手の稽古に勤しんでいる。
大川 環(マネージャー) Tamaki Okawa
中山 愛梨(マネージャー) Eri Nakayama
これまでのキャリア
本日はお時間を頂きましてありがとうございます。早速ですが、まずは皆様のこれまでのキャリアからお聞かせください。
私は、キャリアスタートこそ事業会社でしたが、コンサルティング業界にはもう15年以上おります。2001年に、香港・中国華南地区の日系企業向けに人事労務のコンサルティングを提供するファームに入社したことが、この業界に入ったきっかけです。当時は20代だったこともあり、香港という場所で働くことに対してとてもエキサイトしていました。日々変わりゆく香港と中国を体感することができましたし、人事労務面で日々奮闘されている日系企業の社長や人事責任者の方々のサポートをさせていただくことで、「日本企業のグローバル化」の一端を担えていることに充実感を覚えていました。 その後、結婚と同時に日本に帰国し、人事ブティックファーム、総合系コンサルティングファームの組織人事チームを経て、EYに入社しました。現在は、クライアント企業のダイバーシティ・エクイティ&インクルーシブネス(DE&I)推進や働き方改革のご支援を主に手掛けています。
現在、人事デューデリジェンスやポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)等、HRトランザクション業務に従事しています。もともとは、新卒で金融機関に入りM&Aアドバイザリーに関与した後、インフラ投資業務に従事しました。当時なかなか投資対象となる資産がなかったこと、リーマンショック等もあり、投資許可がおりる案件に恵まれませんでした。バイサイドの厳しさ、自分自身の力不足を痛感したのですが、コンサル出身の上司に丁寧に指導していただいたこともありネクストキャリアとしてコンサルを目指すことにしました。
総合系コンサルティングファームのM&Aコンサル部隊に拾って頂き、数年間在籍いたしました。そちらでは、クロスボーダー案件のご支援をすることが多かったのですが、新興国の合弁再編のご支援をしたクライアントから海外子会社の役員人事に関するお悩みをお伺いし、クライアントの成長をご支援するためにも人事・組織領域は非常に重要と思い、人事領域にキャリアチェンジしました。
私は元々会計士としてキャリアをスタートしました。自分は中国の出身で、中国の大学を卒業したのち、様々な業界や、会社の経営の基本を知りたくて、Big 4の会計事務所に入りました。最初は監査業務や、一般税務のアドバイザリー業務に従事していましたが、2008年頃公認会計士の資格を取得し、同じファームの東京事務所に異動という形で日本で仕事する貴重なチャンスを得ました。
日本に来てからは、移転価格という少しマニアックな国際税務の領域で、グローバル企業の複数国を跨ぐ取引価格設定・税務局との交渉などを支援していました。移転価格を通じて、クライアントのサプライチェーンや経営周りの数字について詳しくなり、だんだんと税務だけでなく、クライアントのビジネスにもっと深く関わりたいと思うようになりました。色々なコンサル領域には興味ありますが、「会社とそこに働く人の両方が幸せになる」領域に強い思いがあって、とりあえず人事コンサルにキャリアチェンジを決めました。
EYを選ばれた理由
お三方とも全く異なる経験を経てEYに入社されていますね。なぜ新天地としてEYを選ばれたのでしょうか。
外資系人事ブティックファームからEYに転職したのですが、コロナ禍で積極採用をしているEYの財務基盤の強さや、大企業ながら新しいことにどんどん取り組もうとするベンチャースピリットに大変魅力を感じました。また、ムービンの鵜澤や、野村と吉田の対談記事を読んで、PASは面白そうだなと思いました。DE&I分野で経験豊富な桑原も加わり、ますます魅力的なチームになったと感じています。
EYに転職する前は、ザ「人事」領域の人事コンサルファーム「ウィリス・タワーズワトソン」でお世話になり、報酬等いろいろ学ばせて頂きました。でもどこか、もっと「ひと」にまつわる広い領域を模索したかったのと、三か国語の強み(英語、中国語、日本語)を活かしたかったことから、グローバル案件が多いEYに適性があるかなと思い、ちょうど先輩のご紹介もあり、EYに入社を決めました!
EYはグローバルで「LTV(Long Term Value/企業の長期的付加価値)」を大きなイシューとして位置づけ、LTVのフレームワークの策定など、私の注力領域でもあるDE&Iも含めた、より広範な企業価値創造への貢献をファームのミッションとしています。「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」をパーパス(存在意義)として掲げていることと併せ、ここでなら日本社会のDE&I実現を加速度的に進められると確信しました。また、EYのパートナー陣が皆、私のそういった思いに対して共感してくれたことがEYに移ろうと思った決め手でした。
私は入社後の研修で初めてBuilding a better working world (BBWW)を知ったのですが、何て素晴らしい会社だろうと感銘を受けました。
自分も同じく入社してから初めてBBWWを知りましたが、とても共感していて、自分の働きがBBWWに繋がるんだと軸がより明確になったと感じます。
BBWW(Building a better working world)の実現にむけて
皆さん、それぞれの思いを抱いてEYに入社された訳ですが、BBWWに惹かれたというところは共通しているのですね。では、皆さんはBBWWをご自身の領域でどう実現したいとお考えですか?
自分の専門領域はチェンジマネジメントですが、チェンジマネジメントのBBWWは、クライアントの変革に関わる「ひと」をサポートし、日本企業やそこで働く人たちがよりよい未来を一緒に実現することかと思います。
チェンジマネジメンは日本ではまだ馴染みのない部分がありますが、EYのチェンジマネジメントはグローバルでは非常に有名で、グローバルの専門家も多くおり、手法もデザインシンキング・行動心理学等の研究で手法を進化させてきています。自分の場合、日本発のグローバルのチェンジマネジメント案件を多くサポートさせて頂いております。外資、日系クライアントと仕事をさせて頂くと日本企業と外資企業とのカルチャーの違いを身をもって感じています。グローバルの手法をそのまま使うのではなく、日本企業の特徴・文化の違いを考慮する必要があります。今後も引き続きその専門性を発揮し、日本企業の変革をサポートしていきたいと思います。
BBWWは、DE&IのI(インクルーシブネス)が実現した状態だと認識しています。組織におけるインクルーシブネスには3段階あります。第1段階は、多様な個人が受容され、リスペクトされている状態。第2段階は、自分は組織の一員であり、この組織に居続けたいという「帰属意識」が持てる状態。第3段階は、自らの能力を惜しみなく発揮し、この組織に貢献したいと思える状態です。第3段階に到達して初めてビジネスインパクトを創出できるのですが、そのような組織が数多く生み出されていけば、まさに「より良い社会の構築」に繋がっていくと考えます。
M&A領域におけるBBWWは、クライアントが投資活動を通じて経済的な利益を得るご支援をするというミクロ的な視点と、より良い社会の実現につながる投資活動をご支援するというマクロ的な視点があるかと思います。今は前者の視点からのご支援が大半かと思いますが、今後は投資対象の選定やデューデリジェンスにおいてLTVを実現できるかといった視点がより重要になってくると思います。
他ファームと比べるとPASのHRトランザクション部隊は後発かもしれませんが、チーム内で助け合うカルチャーと、クライアントの課題解決に貢献しようというパッションがあり、急成長しています。M&Aは、ビジネス・ファイナンス・会計・税務・法務・人事・IT等、各領域の総合格闘技と言えると思いますが、EYには、言わずもがな会計士や税理士、弁護士といった有資格の専門家だけでなく、FA、EYパルテノンやSVEといった戦略コンサル部隊があり、ワンストップで難度の高い課題解決のご支援ができます。人事領域では、インセンティブ報酬に詳しい税務専門家と一緒に、DDやリテンションの設計ができる点は強みだと思います。中長期的には、M&Aを契機としてカルチャーの変革やDE&Iを促進するご支援をしていきたいです。
EY PASに興味のある方々へのメッセージ
では最後にEY PASに興味ある候補者へのメッセージをお願いします。
業務の性質上、金曜日に急に依頼がきて週末作業が発生したりすることも稀にありますが、幸い、これまで子どもの学校関連の行事に参加できなかったことはありません。EYは、予定表に保育園の送迎等家庭の事情を記載している社員が多く、家庭の事情で仕事を抜けたり休んだりしやすい雰囲気があり、働きやすいです。
ご家庭の事情でコンサルを一度離れたけれども戻りたい、事業会社や他ファームからHRトランザクション業務に戻る/トライする、様々な方の積極的なご応募お待ちしております!
転職した時は(やはり新しい職場ですので)不安でしたが、EYのカルチャーである「優しさ」に本当に助けられました。その優しさは甘やかすということではなく、成長すべきところはききちんと周りが指摘してくれます。入社してから、自分のチームだけではなく他チームのメンバーにも本当にたくさん助けられ、またこれまでに経験したことがないことに直面した時、海外や日本の他のチームの専門家に問い合わると、皆が喜んで教えてくれます。基本的にチームや国を超えてお互い協力し合うことがカルチャーの根底にある会社で、これはやはりみんながBBWWを通じてつながっているからできることでもあるかなと感じます。
グローバルの案件はプレッシャーが大きいですが、たくさんの優秀な専門家と一緒に仕事することは学びも多くて非常に楽しいです。新しい領域にチャレンジしたい、グローバルな環境で働きたいといった皆さんにとっては、EYはとてもよい環境を提供してくれるかなと思います。特にEYのBBWWに共感するという方は、ぜひ仲間に加わって頂きたい思います。
EYはビジネスとしてDE&Iを発展させていける環境であると同時に、EYそのものがDE&Iを体現している組織だと思います。それはメンバーの受容度の高さからきているのではないかなと感じています。入社前は競合からの転職組ということで「どう見られるのかな?」という不安がありましたが、入社後1週間くらいでそのような不安は吹き飛びました。EY全体でもそうですが、PAS内では皆で協力しあってクライアントに価値を提供していくという共通認識があります。新しいことへのチャレンジを組織でサポートするというマネジメントの強い意志もあります。自らの志を多様なタレントと一緒に実現したいという方には最高の職場だと思いますので、ぜひご応募お待ちしています!
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関連情報
アーンスト・アンド・ヤングのメンバーファーム。
世界150カ国以上の国々に25万人以上のメンバーを持つEYのグローバルネットワークは大きな武器。グローバルで培われた様々な知見を活かせるほか、海外展開を考える日本企業や日本市場に参入する海外企業のプロジェクトなどクロスボーダー案件にも多数対応。財務プロセス改革から全社的コスト削減支援、サプライチェーン最適化といった財務・業務改革の分野で、クライアントの攻めの経営を支援する幅広いアドバイザリーサービスを提供しています。
時間が限られている方にもおすすめ!
たった5分で、組織人事コンサルタントとしてのキャリア像を把握でき、自分に向いているかどうかを判断するための材料を得ることができます。
キャリアアップを目指す場合や、現職でのやりがいや報酬に不満がある場合など、転職を決意する背後にあるさまざまな要因をご紹介。
これらの要因を理解し、自分の転職活動にどう活かすかを考えることで、成功の確率を高めましょう。
どのファームがどのような業界に強みを持っているのか、またそのファームの企業文化や働き方の特徴を把握することで、自分のキャリアに最適な転職先を選ぶ際の参考にすることができます。
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組織人事コンサルタントへのご転職をお考えの方は、ご自身では気づかれない可能性を見つけるためにもぜひ一度ご相談ください。